オーストリアは今年、指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤン(Herbert von Karajan)の生誕100周年を迎える。4月5日の誕生日には生地ザルツブルク(Salzburg)のモーツァルト・ハウス(Mozart House)で記念式典が開かれる。
1月には同じくザルツブルクの祝祭大劇場(Grosses Festspielhaus)で、アイヴォー・ボルトン(Ivor Bolton)指揮のザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団(Mozarteum Orchester Salzburg)が、1929年1月22日にカラヤンが指揮者としてデビューを飾った際とまったく同じ曲目で記念コンサートを行った。
カラヤンが1967年に創設したザルツブルク・イースター音楽祭では、カラヤンの愛弟子である小澤征爾(Seiji Ozawa)とバイオリニストのアンネ・ゾフィー・ムッター(Anne-Sophie Mutter)が、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berlin Philharmonic)とともにベートーベン(Beethoven)のバイオリン協奏曲とショスタコーヴィッチ(Shostakovich)の交響曲第10番を演奏した。
カラヤンが1955年から1989年に死去するまで音楽監督を務めたベルリン・フィルは、ベルリン(Berlin)、パリ(Paris)、東京でも生誕記念コンサートを開く。
またウィーン楽友協会(Musikverein)ホールでは、ベルリン・フィルとウィーン・フィルがそれぞれ記念コンサートを開くほか、夏のザルツブルク音楽祭も「巨匠の中の巨匠(maestro of all maestros)」を称えるプログラムを用意している。
スイスのルツェルン(Lucerne)ではカラヤン・フェスティバルが開かれ、ニューヨーク(New York)、ロンドン(London)、ミュンヘン(Munich)の各都市でも記念コンサートが目白押しだ。
ドイツ・グラモフォン(Deutsche Grammophon)、EMI、ソニー(Sony)などの音楽レーベルからは、レコーディングのほか映像作品、未発表音源などがリリースされることになっている。
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