エジプト南部にある古代神殿遺跡アビドス(Abydos)付近で、紀元前3世紀ごろの古王国(Old Kingdom)時代の王家のものとみられる墓地から、多数の木棺が発見された。エジプト半国営の中東通信(MENA)が5日に報じた。
エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities、SCA)のチームが、形と大きさが異なる13の墓が集まった複合墓地を発見した。同時代の高位の人物またはそれらの墓地の建造に貢献した人物たちのものとみられる。墓地にあった木棺の正確な数は明らかにされていないが、ひつぎの中からは人骨も発見されたという。古王国時代は、ピラミッド建設の黄金時代だったとされている。
また墓からは、当時チェスに使われていた駒に似た象牙製のかけらも発見された。ボードゲームの一部とみられる同様の品が国内で見つかったのは2例目。1例目は、ツタンカーメン(Tutankhamun)王の副葬品の中から発見されている。
1922年、英国人の考古学者ハワード・カーター(Howard Carter)がエジプト南部のルクソール(Luxor)近郊で、ほとんど荒らされずに残っているツタンカーメンの墓を発見した際には、国際的に一大センセーションを巻き起こした。
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